こんにちは。成田酒々井のレコード買取店レコちゃんカンパニーの塚本謙一です。
今日は私が最近自分で買った本をご紹介します。
その名も「笑え!ドイツ民主共和国」
まず、この表紙にでっかく写る「トラバント」に目が留まる。
この手のちょっとマニアックな車が好きな自分には、充分な要素。
次にタイトル。「笑え!ドイツ民主共和国」
ドイツ民主共和国ってなんだ? そうか。これが「東ドイツ」の正式国名だったのか。
それを笑いものにするのか。いまさらどうして東ドイツを笑いものにする本が…?
と思って手に取ってみるとこんなジョークが。
ホーネッカー書記長「私にはとても素晴らしい趣味があるんだ。それは私に対するジョークをあつめることさ!」
秘密警察長官「それは奇遇ですね。私も全く似たような趣味を持っています。あなたに対するジョークを口にする人びとを集めることです!」
むひょ! これは面白いんでないの!?
てなわけでペラペラと立ち読みし、そのままレジへ。
そう。
これは東ドイツ国内で語られていたジョークを集めた本なのです。
本の解説によると、これらのジョークでドイツ人は爆笑するんだとか。
私は読みながら、ニヤニヤ、ヒヤヒヤし、しみじみ思うのです。
こんなジョークたちが蔓延する国に生まれなくてよかった、と。
※トラバントとは旧東ドイツの国民車として製造されていた乗用車。
樹脂製のボディ。2ストロークエンジンから吐き出される白煙。納車まで10年かかったとか…いわば「東側」のいろんなものを体現していたシンボル的存在。