こんにちは! 昨今の巣ごもり需要で人気を高めている、ホビー商材をテーマに語っております。
今回は、ホビーファンのみならず認知度の高い模型メーカー・タミヤが展開する模型の中から、オススメしたい戦車キットをご紹介します。。
ドイツ躍進の立役者「1/35 ドイツ II号戦車A~C型(フランス戦線)」
タミヤといえば1/35スケールの戦車模型。「ミリタリーミニチュアシリーズ」として、今ではすっかり形状を楽しむスケール模型となっていますが、当初は電池で動く組み立ておもちゃとしての側面を持っており、古いキットにはその名残として電池ボックスが組み込まれていたり、その都合で実車とは形状を変えているものもありました。
『ガールズ&パンツァー』で脚光を浴びることとなった「IV号戦車D型」がまさにそれで、本物とは大きく違うフォルムをしておきながら、ガルパン人気によって一時期市場から姿を消しました。1977年のキットなのにすごいですよね。
そんなタミヤ製戦車キットでオススメしたいのは、1/35 ドイツ II号戦車A~C型(フランス戦線)。
第2次世界大戦時のドイツの戦車といえば、当時最強を誇った「タイガーI」や「パンサー」が有名で、人気もあります。ただ、そういった華のある車両が登場する“礎”にもなったドイツの躍進は、当時主力を張っていたII号戦車がもたらしたもの。制作意欲を掻き立てるバックボーンとしては充分ですし、戦車にしてはコンパクトで可愛らしいフォルムもなかなかに良いんですよね。
2008年製のキットということで比較的組み立てやすく、車両が小さく小物も少ないのでパーツ数もほどほど。履帯がブヨブヨした軟質樹脂製ではなくて硬いプラスチックなので、形もしっかり決まってくれます。履帯がシャープに決まると全体的にシャキっとするんですよね。
あとこの戦車、よく見るとアシンメトリーなフォルムをしていて、砲塔もオフセットされていたりデザインとしても面白いんです。良くも悪くもドイツのこだわりが詰まった戦車なので、模型制作とともに味わってほしいです。
同じII号戦車のキットで「F/G型」がありますが、こちらは1971年製のキット。ディテール感はさすがに劣るものの、シンプルなパーツ構成でアプローチの異なるキット内容となるので、こちらも作ってみてその仕上がりを比較して楽しんてみてください。
山添 太(やまぞえ ふとし) プロフィール
編集者、ライター。1983年生まれ。都内出版社に編集者として約12年間在籍し、ホビー、カメラ、バイクなど数多くの趣味のジャンルに触れ、関連雑誌や書籍を多数手掛けてきました。
現在はフリーランスとして活動し、前職での経験値を活かして、ホビー関連を始めとする趣味にまつわるジャンルで多岐にわたって編集・執筆を行っています。
Twitter:https://twitter.com/Futoshi_Yamazoe
instagram:https://www.instagram.com/futoshi_yamazoe/
note:https://note.com/futoshi_yamazoe
foriio:https://fori.io/futoshi-yamazoe
おもちゃ・プラモデル・フィギュア・ガレージキット・模型
高価買取レコちゃんカンパニー
あなたの大切なコレクションを、次に大切にしてくれる方へ「思い出の橋渡し」をお手伝いしています。