【呉東和虎さんのコラム11】ビートルズ10thアルバム

The Beatles(ビートルズ)アルバムの歴史 Vol.10『The BEATLES』【前編】

こちらでは、「The Beatles(ビートルズ)」のオリジナル・アルバム全13枚に注目して、毎回1枚づつ紹介しています。前回の9thアルバム『Magical Mystery Tour』に続きまして、今回は10thアルバム『The BEATLES』です。ビートルズのオリジナル・アルバム唯一の2枚組のため、今回は【前編】と【後編】の2回に分けてお贈りしていきます。

10thアルバム:『The BEATLES』

1968年11月、ビートルズのオリジナル・アルバム唯一の2枚組アルバム『The BEATLES』がイギリスとアメリカでリリースされました。本作からビートルズが設立したレーベル「アップル・レコード」からのリリースに変更されます。(レコードプレスや販売は従来と変更なし)


アルバムのタイトルはバンド名と同じ『The BEATLES』、ジャケットは白一色の背景に「The BEATLES」と文字が表記してあるだけのシンプルな構成のため、このアルバムは『ホワイト・アルバム』という俗称で呼ばれています。

アルバムの中身を見てみると、2枚で合わせて30曲収録されています。今回の【前編】では1枚目に収録されている17曲を紹介していきます。


10thアルバム『The BEATLES』のオープニングを飾るのは『Back In The U.S.S.R』をポール・マッカートニーが歌います。この曲はチャック・ベリーの『Back In The U.S.A』とザ・ビーチボーイズの『California Girls』のパロディであり、冷戦中であるソ連を歌うあたりがビートルズらしい。

2曲目の『Dear Prudence』、3曲目『Glass Onion』をジョン・レノンが歌います。ちなみに1、2曲目のドラムはリンゴ・スターが一時的に脱退していた為、ポールが叩いています。4曲目『Ob-La-Di, Ob-La-Da』はポールがジャマイカ発祥のスカに触発されて作曲、ポップでリズミカルな仕上がりになっています。5曲目もポールで『Wild Honey Pie』。


6曲目は『The Continuing Story Of Bungalow Bill』はジョンが歌っていますが、この曲の中に女性の声が入っているのが気になります。それはのちにジョン・レノンの妻となるオノ・ヨーコがコーラスで参加していたからです。7曲目『White My Guitar Gently Weeps』は、ジョージ・ハリスンの代表曲のひとつで、この曲ではジョージの友人であるエリック・クラプトンがリードギターを務めました。

8曲目はジョンで『Happiness Is a Warm Gun』、9曲目『Martha My Dear』はポールで、愛犬マーサを題材に歌いました。10曲目『I’m So Tired』では、インドでの修行中に色々な面で心情的に疲れていたジョンが作曲、のちにジョン自身が「僕のお気に入りの曲の1つ。とにかくサウンドが良くて、歌も悪くないんだ」 と語っています。

11曲目『Blackbird』はポールが、12曲目『Piggies』はジョージが作曲していますが、どちらもやさしいメロディにのせ鳥と豚に比喩されていますが人権・階級について言及している。13曲目はポールで『Rocky Raccoon』、14曲目『Don’t Pass Me By』はリンゴ・スターが初めて作曲まで手掛けたカントリーロック調の曲で、自身で歌います。

15曲目『Why Don’t We Do It In The Road?』は、ブルース調の楽曲でポールの荒々しいボーカルが特徴的です。16曲目『I Will』はポールで、彼自身この曲について「僕が書いたメロディの中で、最も気に入っているもののひとつ」と語っています。

1枚目のラスト、17曲目はジョンで『Julia』。ジュリアとは、ジョンの母親であるジュリア・レノンのことで、44歳で亡くなった彼女を題材にしています。ジョンは母のことで次のようなことを語っています。「僕は母親を2度なくした。1度目は5歳の時で、2度目は彼女が実際に亡くなったとき。僕にとっては人生で最悪の経験だった」と。

【前編】として1枚目までを紹介してきましたが、このアルバムにおいてサイケデリックな雰囲気が薄くなり、積み重ねた録音技術を駆使しながらもシンプルなアレンジの楽曲が多く聞くことができます。

次回【後編】の2枚目はどのような楽曲が収録されているのでしょうか?お楽しみに!

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呉東和虎(ごとう かずとら) プロフィール

1972年愛知県生まれのフリーライター。中学生のころからの35年以上、毎日「音楽」を聴いてきました。音楽は生活の一部であり、聴いてきた音楽・読んできた本・見てきた映画で、その人の半分は形成されていくものだと感じています。音楽は「ロック」好き、自らギター・三線を弾きます。

ライターとして、音楽・バイク・車・ファッション・アニメなどの情報をお伝えしています。私の記事を読んでいただいた人に、何らかのプラスになる情報を提供できるように執筆していきます。

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