当社は出張買取をしているので、様々なお宅へ訪問させていただいています。その中で出会う個性的なコレクションや、お客様の情熱には驚かされることも多々あります。(本記事は、代表の印象に残ったエピソードを取材し、プライバシーが守られる範囲で記事化したものです。)
ある時には、東京の一等地にある豪邸へ訪問させていただきました。なんでもお引越しされるということですが、新しいお宅にすべての荷物は入り切らないので整理したいとのこと。
その量が…なんと、海上コンテナ2~3本分、約3トン。
どうしてそこまで増えるかというと…「全部揃えないという気が済まない」というコレクター魂の為せる技と言えるでしょう。
こちらのお客様は、例えばお子さんが気に入ったので木製おもちゃを買ってあげたのをきっかけに、全て集めなければ気が済まなくなってしまい…東京には在庫がないからと熊本から取り寄せたりなどして収集されたそうです。
他にも、ひとたび戦隊ヒーローにハマったら、ベルトからフィギュアまで全て揃えたり。レコードであっても、まったく同じレコードでもバージョン違いで揃えたり。
一度気に入ったもの、関心を持ったものは、徹底して揃える。これぞコレクターですね。
コレクターであれば、バージョン違いまで揃えてしまうのは、実はよくわかります。
実は私も、車のカタログのコレクターでした。中学・高校時代は、自転車で成田のディーラーをはしごし、カタログを全てもらってコレクションしていました。ちょっとしたバージョン違いのカタログも全て揃えています。(車を買うには若すぎる年齢の男子が自転車で来店するということもあり、嫌がられるディーラーもちらほらありましたが…)
この車のカタログコレクション、実は家に今でもあります。特に何かに使っているというわけでもありませんし、家の一角を占有してしまっていて妻や子どもには申し訳ないという気持ちも少々ありますが、捨てる気には到底なれません。
私が死んだら捨ててください。お願いします。
※文中の写真はイメージです