【2023年9月27日一部更新】
レコード、レーザーディスク高価買取でおなじみレコちゃんカンパニーが、「レコード」と「レーザーディスク」の違いについてご説明します。
「レコード買取」についてはこちらから。
「レーザーディスク買取」について知りたい方はこちらからどうぞ。
レコードとレーザーディスクは違うものなの?
はい。レコードとレーザーディスクは大きさ、形は似ていますが、全く違うものです。
レコードは「音、音楽」を記録したもの

まず、上の画像がレコード盤。レコードは音を記録したもので、基本的に黒色の円盤状です。
サイズは7インチ盤、10インチ盤、12インチ盤が主に流通しており、7インチ盤をEP盤やドーナツ盤。
12インチ盤をLP盤という事が多いです。
10インチ盤はあまり流通していません。
レーザーディスクは「映像」を収録したもの

一方のレーザーディスクは映像を記録したもので、銀色に輝く円盤状のものです。
ちなみにレーザーディスクとは、正式にはパイオニアの商標名で、日本語では「光学式映像記録媒体」と呼んだりします。
レーザーディスクにも大きさがあり、ほとんどは直径約30cmのものですが、「コンパクトLD」と言って直径20cmサイズのものもあります。
コンパクトLDは主に映画やアニメの「宣伝」「おまけ」。
音楽LDの「シングル盤」。
アダルトLDでは「短縮版」などとして販売、流通しています。
レコードとレーザーディスクは用途、利用方法が違う。
レコードは音楽を楽しむもの。レーザーディスクは映像を楽しむもの。
これが一言でいう違いであります。
レコードは誕生からおよそ100年が経過し、1986年頃から登場したCD(コンパクトディスク)に主役の座を変わられましたが、2023年現在は、CDが音楽配信にとって代わり、レコード人気が復活しつつあるという状況です。
一方のレーザーディスクは、CDと同じころから発売され、それまでのビデオソフトにとってかわり、映像メディアの主流となるかと思われましたが、1990年代後半からDVDが登場すると急速に人気が衰え、2010年頃までに完全に消滅しました・・・
理由はおもに二つあります。
「重い」「録画できない」
ジャケットが大きいのはレコード同様いまもコレクター人気を支える一因ですが、コレクションするには「重い」「大きくて邪魔」という物理的要因が大きいですね。
さらにメディアとしてもビデオテープやDVDのように自分で「録画」「記録」ができないメディアだったという事も利便性を欠きました。
余談ですがそのDVDもまた、Blu-rayや映像配信に取って代わられつつあり、このメディア生存競争というものに我々コレクターは翻弄され、悩まされ、苦しめられるものなのであります。
再生する機械、プレーヤーも全く違います。
レコードもレーザーディスクも再生時はディスクを「回転」させますが、それぞれ専用のプレーヤーがないと楽しめません。

上の写真はレコードプレーヤーにレコードを乗せ、再生しているところ。
レコードプレーヤーではレコード以外再生はできません。


上の写真はレーザーディスクプレーヤー本体の外観と、ディスクを乗せるターンテーブルを開けたところです。
まったく機械の構造そのものが違う事が分かると思います。
ちなみにLDプレーヤーの最新型(?)には当時登場し始めたDVDソフトやCD、CD-videoの再生対応(コンパチブルタイプ)も数多く登場しました。
レコードとレーザーディスクの違い「まとめ」
レコードとレーザーディスクは似ているようで全く違う物ということがお判りいただけたかと思います。
両者とも大きさ、形が似ていて、「過去の遺物」的な扱いで似た印象を持たれることが多いですが、現在におけるレコードの活躍と、レーザーディスクの遺物感には大きな違いがあります。
いずれにせよ、当社レコちゃんカンパニーではレコードもレーザーディスクもしっかり買取しております。
レコードもレーザーディスクも売りたい、処分したいという方はお気軽にご相談ください♪



ちなみに、「EP盤」「LP盤」とは大きさの区別ではありません。
EP盤は「Extended play」の略でニュアンス的には「シングル盤より長い収録時間のもの」となります。12インチEPというのもあり、おもに45回転盤のことを指します。
LP盤は「Long play」の略で、その名の通り収録時間の長いもの。「アルバム」と一般的に表現したりします。331/3回転盤のことを指します。7インチサイズでも、33回転で収録されると「ミニアルバム」とかLP盤と表示されることがあるんです。