【呉東和虎さんのコラム2】The Beatles(ビートルズ)アルバムの歴史 Vol.1

こちらでは『The Beatles(ビートルズ)』のアルバムに注目し、全13枚のオリジナル・アルバムをリリース順に1枚づつ紹介していきます。

最初に紹介するのは、ビートルズの1stアルバム『Please Please Me』からです。ここから、『ビートルズ』の伝説の物語が始まるのです。

1stアルバム:『Please Please Me』

1963年2月11日、ビートルズはレコーディングのためにスタジオ入りします。このアルバムには14曲収録されているのですが、シングルで既に発表されていた4曲を除く10曲が、この日のうちに10時間弱で録音され、驚くことにたった1日でこのアルバムを完成させたのです。

そして1stアルバム『Please Please Me』は、1963年3月22日にモノラル盤、4月26日にステレオ盤がイギリスで発売されました。発売と同時に大ヒットし、イギリスのアルバム・チャートで初登場8位、その後30週連続1位という脅威的な記録を樹立しました。

アルバムの中身は14曲中の8曲がビートルズ・オリジナル曲、6曲がカバー曲といった内容です。アルバムのオープニングを飾るのはポール・マッカートニー作の「I Saw Her Standing There」で、「1・2・3・4」のポールのカウントから始まるご機嫌なロックンロールナンバーは、ここから始まるビートルズ伝説のスタートを物語っているかのようです。

2曲目の「Misery」をジョン・レノンとポール・マッカートニーのツインボーカルで歌い上げ、「Anna」「Chains」「Boys」と3曲のカバー曲が続き、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの順で歌っています。

6曲目にジョン作の「Ask Me Why」に続き「Please Please Me」「Love Me Do」「P.S. I Love You」とシングルでリリースされた有名曲が流れてきます。10曲目はカバー曲「Baby It’s You」11曲目はジョン作の「Do you Want To Know A Secret」をジョージが歌います。

12曲目のカバー曲「A Taste Of Honey」をポールが歌い、13曲目にジョン作「There’s a Place」です。

そしてラストを飾るのはカバー曲「Twist And Shout」で締めくくっています。

少し話しを脱線しますが、この「Twist And Shout」をビートルズが英国王室御前コンサートで披露した際に、ジョンが客席に向かって投げかけた言葉は伝説として残っています。

 For our last number , I’d like to ask your help.

 Will the People in the cheaper seats clap your hands?

 And for the rest of you, if you’ll just rattle your jewels.

 -John Lennon

                           ”

 最後の曲では、みなさんにも少し協力していただきたいと思います。

 安い席のみなさんは手拍子をお願いします。

 残りの方はお手持ちの宝石をジャラジャラならしていただけますか?

 ―ジョン・レノン

                                                                                                                           ”

女王陛下を前にして、この皮肉たっぷりでユーモラスなジョークを言い放ったジョン・レノンには、ロックな魂と非凡さが伺えるのではないでしょうか?

このアルバムが日本で発売されたのは1966年になってからで、「来日記念盤」という形でジャケットと曲順も変更され『ステレオ!これがビートルズ Vol.1』として販売されました。イギリス盤と同じものが発売されたのは1976年6月で、オリジナル盤登場から実に13年も過ぎてからでした。

この1stアルバム「Please Please Me」には、荒削りながらもすでにビートルズの音楽の原型がそこにあることを充分に感じさせてくれる1枚に仕上がっているのではないでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ライター:呉東 和虎

呉東和虎(ごとう かずとら) プロフィール

1972年愛知県生まれのフリーライター。中学生のころからの35年以上、毎日「音楽」を聴いてきました。音楽は生活の一部であり、聴いてきた音楽・読んできた本・見てきた映画で、その人の半分は形成されていくものだと感じています。音楽は「ロック」好き、自らギター・三線を弾きます。

ライターとして、音楽・バイク・車・ファッション・アニメなどの情報をお伝えしています。私の記事を読んでいただいた人に、何らかのプラスになる情報を提供できるように執筆していきます。

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