【呉東和虎さんのコラム7】Rubber Soul The Beatles

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The Beatles(ビートルズ) アルバムの歴史 Vol.6 『Rubber Soul』

ここでは「The Beatles(ビートルズ)」のオリジナル・アルバムに注目し、全13枚の作品をリリース順に紹介しています。

前回の5thアルバム『Help!』に続きまして、今回は6thアルバム『Rubber Soul』を紹介していきます。このアルバムからビートルズの音楽性が変わったと言われていますが、どのような変化があったのでしょうか?順に見ていきましょう。

6thアルバム:『Rubber Soul』

1965年12月3日にイギリスにて6thアルバム『Rubber Soul』がリリースされました。このアルバムも4thアルバム『Beatles For Sale』の時と同じくクリスマス前の発売に間に合わせるために1ヶ月のスケジュールでレコーディングが行われました。

このアルバムは全英アルバムチャートで初登場12位を記録し、翌々週に1位を獲得します。その後8週連続の1位を記録し、チャートにはトータルで42週にわたり登場しました。

アルバムの中身を見てみると全14曲収録され、3rdアルバム『A Hard Day’s Night』以来の全曲がビートルズのオリジナル曲で構成されています。

6thアルバム『Rubber Soul』のオープニングナンバーは「Drive My Car」をポール・マッカートニーが歌います。2曲目は「Norwegian Wood」をジョン・レノンが歌い、ジョージ・ハリスンが北インド発祥の弦楽器「シタール」を演奏しています。ポップソングでシタールが初めて使われた曲と言われています。

3曲目は「You Won’t See Me」をポールが、4曲目「Nowhere Man」をジョンが歌います。「Nowhere Man」はジョンが自分自身について書いた曲とされています。どこに向かえばいいのか、いろいろな意味で迷いのあったジョンが、自分自身に優しく「焦らず、そのままの自分で、じっくりやろうよ」と語りかけているように感じます。

5曲目はジョージ作の「Think For Yourself」、6曲目「The Word」をジョンが、7曲目「Michelle」をフランス後も交えながらポールが歌います。8曲目の「What Goes on」はレノン・マッカートニー・スターキーとクレジットされたビートルズの曲の中でも唯一の曲で、リンゴ・スターが初めて作詞作曲に参加した曲でもあり、自身が歌っています。

9曲目は「Girl」をジョンが歌い、曲の中での息継ぎの音が特徴的です。曲調が大きく変わり10曲目「I’m Looking Through You」をポールが歌います。11曲目はビートルズ有名曲のひとつ「In My Life」は故郷リバプールをノスタルジックにジョンが歌います。

12曲目「Wait」はジョンとポールのツインリードボーカルで歌っています。この曲は5thアルバム『Help!』時に録音されたが収録されなかったため、こちらにオーバー・ダビングされ収録されたようです。13曲目はこのアルバムでも2曲目となるジョージ作の「If I Needed Someone」です。

ラストナンバー「Run For Your Life」をジョンが歌い締めくくっています。この曲はジョン自身が「プレスリーの曲から歌詞を拝借した」部分があると語っています。このアルバムの中では、従来のロックンロールテイストが一番強い楽曲です。

6thアルバム『Rubber Soul』は、ビートルズ中期の作品であり、聞いていただければこのアルバムから彼らのサウンドが大きく変化したのがわかると思います。彼らの求める音楽は、ロックンロールという枠から外れて、ビートルズの音楽を探し始めたのではないでしょうか?

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呉東和虎(ごとう かずとら) プロフィール

1972年愛知県生まれのフリーライター。中学生のころからの35年以上、毎日「音楽」を聴いてきました。音楽は生活の一部であり、聴いてきた音楽・読んできた本・見てきた映画で、その人の半分は形成されていくものだと感じています。音楽は「ロック」好き、自らギター・三線を弾きます。

ライターとして、音楽・バイク・車・ファッション・アニメなどの情報をお伝えしています。私の記事を読んでいただいた人に、何らかのプラスになる情報を提供できるように執筆していきます。

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